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2008年12月23日 (火)
UPand DOWN

企業にも個人にも“上り坂下り坂”は常について回ります。トップに立ったらいつかは下ります。
重要なのは、上り坂にあるときの“Behavior(行動)”です。傲慢になります。どんな豊かな教養の持ち主でも。
トヨタの会長だった奥田碩(おくだひろし)氏がマスコミ批判をしたのはつい最近です。
「厚生行政を批判してごちゃごちゃ言うマスコミからは、トヨタのCMを引き上げてやる」
なんと傲慢な発言でしょう。
世界一をめざすトップ企業としての自信が言わしめました。
そして今日、その企業は、目を覆わんばかりの下り坂を転げ落ちています。
ざまを見ろ!と思っている人も多くいるでしょう。

ボクは芸能界でたくさんの“UPand DOWN”現象を見てきました。
漫才ブームの時の漫才師たち、ブームが去ったら誰も声をかけません。
この人が出演するドラマは必ず視聴率が取れると言われた俳優さん。どんどんギャラは上がります。
態度も横柄になります。いつまでも続くはずはありません。落ち目になたら無残です。そんな高いギャラで誰も使いません。ご本人にはプライドがありますから、ギャラをダウンすることはできません。
誰も助けようとしません。落ちぶれたまま終末を迎えます。
上り坂のとき、謙虚な態度で協力者を大切にした人は、下り坂になったとき、なんとかしよう、とみんなが思います。上り坂の時、傲慢か謙虚かで、人生の終末が決まります。

トヨタの経営理念に謙虚さが足りなかったのではないでしょうか。“行け行けどんどん”にだれも異議を挟めず、
“落ちる”ことへの危機意識がどこにもなかったから、世界不況に対応できなくているのではないでしょうか。
“上り坂での傲慢さ”には要注意です。

今からのボクに上り坂はありませんが、過去、番組を作っていて、視聴率がよかった頃の行動は、傲慢だったなぁ、と思います。不愉快に思っていたスタッフは沢山いたでしょう。いまから言っても遅いですが、ごめんなさい。


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コメント

トヨタの奥田相談役の傲慢さに辟易としていたので、今の落ちぶれ行くトヨタの惨状をみて快哉を叫ぶものです。
  おごれる平家は久しからず!
ねこ屋亭主さまの益々のご健闘を祈るや切。

投稿: | 2008年12月29日 (月) 10時38分

 はじめまして、早野ぽんぺいです。

 低炭素化社会に突入して車の減産は大変喜ばしいことだと思います。もはや「エンジン付車」の時代ではありません。

 ところでいっそのこと、エンジン付の車の製造と販売を中止する法律を作ってはどうでしようか。もはや「エンジン付車」の時代ではありません。09年、三菱とスバルは電気自動車を発売しますが、エンジンの代わりにモーターを付けたコンバートイーブイ(CEV)は、今の技術で実現します。ただし、大変なのはモーターと変速機をつなぐプレートだそうです。そこで製造メーカーが車種に応じた「組み立てキット(モーター・ブレード・コントローラ・リレーやスイッチ等々をセットにしたもの)」を提供すれば一気に電気自動車へ加速するかもしれません。それには政治的な優遇措置も必要でしょう。例えば、自動車重量税の無料化、自動車税の減免、高速道や有料道路の無料化、電気自動車化に伴う部品代の援助、等々です。それと同時に、急速充電スタンドの設置も不可欠です。また、インホイールモーター(ホイールの中にモーターを組み込んだもの)にすれば、もっと簡単に電気自動車にすることが可能になります。ただし現在では高価です。量産化でのコストダウンが必要だと思います。

 このようなことは環境先進国のドイツでもまだ行われていません。かつて公害大国の日本が、英知を結集してそれを克服したように、世界に先駆けて電気自動車への転換を図れば、環境先進国としての地位が一挙に高まるのではないでしょうか。

 自動車の減産は、地球にとって人類にとって大変良いことだと思います。景気は何とかなります。しかし、地球がティピングポイント(限界点)を超えればもうおしまいです。詳しくは私のブログを見てください。

投稿: 早野ぽんぺい | 2008年12月29日 (月) 20時26分

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