2009年6月 9日 (火)
映画
「スラムドッグ ミリオネア」
立川の映画館は12日終了なので、昨晩、あわてて見てきました。
いい映画です。引き込まれました。
インド・ムンバイのスラムに住む少年がクイズ番組に出て、次々に難問をクリアし莫大な賞金を獲得します。問題が提出されるたびに、彼のスラムでの経験が紹介され、無学でも正解する訳が説明されます。ムンバイのスラムは実写で貧困がこれでもかと提示されます。警察は彼を逮捕し拷問します。
スラム育ちの少年が、こんな難しいクイズを勝ち抜けるはずがない、インチキをしたに違いない、と。
見事な差別意識の提示です。賞金を獲得した少年の結末は、愛する女性との再会です。
「君がテレビを見てくれると思ってテレビに出たんだ」
二人は抱き合います。
大金を手に入れるというサクセストーリーと思いきや、本当のサクセスストーリーは、物質的勝利ではなく、愛を獲得する精神的サクセスストーリーなのです。
脚本を高く評価します。見て下さい。
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