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2009年12月31日 (木)
“安さ”の裏を覗いて見れば・・

今年は“安いもの”が飛ぶように売れました。
サラリーマンが昼食に食べる「弁当」が298円。その中へ入れるおかずの“肉団子”は仕入れ値が10円だそうです。
10円の肉団子は、腐った肉か段ボールを混ぜなければできません。
あなたは、それでも食べますか?

大特価!ミカン1個10円!
ミカン農家が、これで生計を立てられるワケがありません。
ミカン農家のことなんか、知ったことか、安く食べられればいいじゃないか、と、あなたはこのミカンを買いますか?

ジーパン1本690円!
飛ぶように売れてすぐ完売になりました。
カンボジアの、あるいはベトナムの少女たちが、縫製工場で、1日12時間も15時間も、低賃金で働かされて出来上がったジーパンです。
あなたは、そんなこと知ったことか、安けりゃいいじゃん、と喜んで買いますか?

「安さ」の裏には、必ず、倫理や道徳の欠如があります。
このまま「安さ」競争が続けば、悲劇が事件化します。
事件にならないと、人々は、なかなか気づきません。

賢明なるみなさん、想像力をフル回転させて「なぜ安いのか」を考えてみましょう。
「ethical」(エシカル)という概念が少し広がりを見せています。
倫理的な、道徳的な、という意味です。どこかに倫理の欠如が見つかるはずです。

ファッションの世界では「エシカルファッション」という言葉が使われ始めています。
690円ジーパンははかない、野生動物の毛皮は着ない、が「倫理的なお洒落」です。
来年は、「Ethical Living」(倫理的な生活)を心がけたいものです。


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コメント

本当に。
日本人も消費者としての成長が必要だと思います。
少し高くても、大切に無駄なく生活していれば、けして贅沢ではないはずです。
どうして安いのか。
どこにウソがあるのか、誰が搾取されているのか、それを購入することで、なにが犠牲になっているのか。
それがめぐりめぐって必ず自分に降りかかってくることは何か。
想像力の欠如ってこわいです。
私も出来る範囲の事しか出来ませんし、偉そうに意見できませんが。
今年ももう終わりですね。
新年が少しでも日本が、世界が明るくなりますように。

投稿: ノブコ | 2009年12月31日 (木) 19時07分

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