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2011年2月27日 (日)
オランダからの便り

「突飛なピアニスト」と紹介していました瀬川はるなさんからのオランダ(アムステルダム)便りを紹介します。

日本は寒いですか?
此方は数日前、また0度に下がり、雪もちらつきました。
また0度と言っても昔とは違い、今は、体感温度と実温に差がある様でインターネットなどでは、実温の他に体感温度を明記しているところもある様です。地球のこの一連の気象現象の異常化が、もたらすものでしょうね。
今日は、気温もずいぶん戻りましたが、そのおかげですっかり風邪をひいてしまいました。

パリからアムスに戻ってきて一週間以上が経ちますが、ヨーロッパの現在の状態が、大体つかめてきました。
私の住まいは、ザウドといって、南地区になるのですが、この辺りは、治安も良く、コンセルトヘボウをはじめ、ゴッホミュージアムや、ライクスミュージアム、私が、かつて学生時代に通っていた音楽学校など、非常に文化的な場所だったのですが、音楽学校が、アムステルダムセントラルステーション(東京駅のモデルとなった駅です。) の近くに移ったのをはじめ、近所の現代美術館など、次々に移転が決まり、早い話、ここザウドも、私が、住んでいた頃は、音楽家が沢山住んでいて、楽器の練習の音も沢山聴こえてきたものですが、今回久々に来て見たら、ホント~に静かな高級住宅通りと化していました。どんな人が、今は住んでいるのかと言えば、一流企業に勤めている若い夫婦、もちろん子供がいるわけです。彼らは、当然静かな暮らしを望みます。
そんなわけだから、私の住まいも例外ではなく、昔は夜10:00まで弾けたのに、今は、下の住人に気遣って7:30で止めなければいけない始末…。これでは、たまにこちらに来る私の住まいとしては、成り立ちません。
昼間はどうしてもオルガンを弾きに教会に出かけたりするわけですから…。そういう日本では到底出来ない事の為に此方に来るわけですしね。
また私自身の感じとしては、アムステルダム全体が、ゴースト化していると言うのでしょうか、みんなアムステルダムの高い家賃は、払えず、倒産した楽器屋も数知れず、沢山の芸術家たちは、皆、郊外に移り住んでいますね。
東京なんかと似た現象が、ここでも良く見られます。
昔からの私のこちらの友人によれば、コンセルトヘボウオーケストラのメンバーでさえ、オケの給料では、とても生活できなくなっていて、普通学校の音楽教師をしたり、音楽以外の他の仕事をしたりしているそうで、これって今の日本と何にも変わりません~。(^^;;
パリでもそうでしたが、ストリートミュージシャンが、ホントにいなくなりました。最もパリでは、それをするための権利を得るオーディションなるものがあるのだそうで、それ以外の人は、認められていない違法者なんだそうです。それにつけても、とにかく何でもありの、とにかく何でもいいから、ちょっとでも小銭を稼ごうじゃないかい?張りの怪しげな人達ばかりになっており、ここアムスでも、昔は沢山いた、質の高かったストリートパフォーマーが、すっかり姿を消してしまいました。
下は、珍しく土曜日のマーケットに現れた、アコーディオン奏者。
アコーディオンの音もこの寒さで心なしか震えていました。
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