2011年12月 8日 (木)
由紀さおり欧米で大ヒットの理由
今日の朝日新聞。ご自分の分析が面白い。
「この力の抜けた感じが向こうにはなかったんじゃないかしらね」
「夜明けのスキャット」「ブルー・ライト・ヨコハマ」など、確かに、力んで歌う歌ではない。
彼女の歌唱法にぴったりの歌だ。これが受けているらしい。その他に、ビブラートのない透明感あふれる声は欧米のポップスには珍しい、などヒットの理由が語られていますが、本人は、
「一番驚いているのがわたし。だって実感がないんです。69年の『夜明けのスキャット』のときは街中で流れていて、ヒットしているなってわかりました。でも、今はみんなダウンロードして部屋でヘッドホンで聴いてるんでしょ。聞こえてきませんもの」
日本の歌が、世界でヒットするのは、日本人として嬉しいですね。
加えて、高齢者芸能人の活躍には勇気をもらいます。
アルバムの12曲中11曲が日本語だそうです。
余談です。
「ビブラートのない歌い方」
ボクはこの歌い方が大好きで、のばす声が震える(震わせる)歌手は下手な歌手だと思い込んでいます。
のばすだけでは愛想がないから、装飾的に意識してビブラートを付けるのか、自然に震えるのか、歌手に聞いたことがないので、わかりませんが、まっすぐ伸びる声には快感を覚えます。
先日、「ビビ物語」を歌ってくれたバリトン歌手の飯田裕之さんは、語尾(?)が震えないで見事に伸びていたので、終わってから、そのことを伝えました。見事な歌唱でした。
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