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2012年5月25日 (金)
効果的抗議の仕方(NHK経営委員長の辞任)

「兼務は法的に問題ない」と言い続けた数土文夫氏が辞任しました。
理由は何だったのでしょうか。推察してみます。
この人は「放送倫理」という意味が理解できていませんでした。
NHKが東電を取材対象とするとき、放送する側にも、視聴者側にも、心理的バイアスがかかります。このことは、ジャーナリズムの観点から、非常に重要です。数土氏には、理解できていなかったと思います。
なので、辞任理由は「倫理的側面」からではなかったでしょう。

産業界の人ですから、経済的側面からだけ生きてきた人だと思います。
「儲かるか、儲からないか」
このような単一思考の人を打ちのめすには「儲けさせない」行為で対抗することです。
「受信料不払い」の広がりが、この人に辞任を決断させたのだと思います。

テレビ番組がくだらないからテレビ局へ抗議したとします。
主観の問題ですから、テレビ局はまず相手にしません。
水掛け論になるような視点からの抗議は、ボディブローのように、じわじわ効き目を現すかも知れませんが、直接的効果はありません。
なら、どうするか。
提供スポンサーへの抗議です。
売り上げを伸ばそうと番組を提供しているのに、逆の効果がでるのは怖いことです。
テレビ局も、スポンサーに逃げられたら困ります。従って番組は修正せざるを得なくなります。
このように、抗議は経済的側面からのアプローチが一番効果的です。

「受信料不払い」の声の広がりが辞任に追い込んだのだと思います。
抗議は「倫理的」では効果なく「経済的」が有効だということを学習できました。

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