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2014年10月31日 (金)
興行の厳しさ

Takarazuka

宝塚雪組の公演を、誘われて見てきました。
正確には、1幕だけ。
「伯爵令嬢」
早霧せいなさんという方のデビューの舞台らしかったです。
8,800円のチケットが、公演日が近づくと、正式にではありませんが、知人から知人へ、 半額で売られます。割り引いた半額は、誰が補填するのでしょうか。多分、出演者本人ではないかと思います。満席にならないと、自分もイヤだし、評価も下がるからでしょう。
そんなチケットを頼まれて買った友人がボクを誘いました。
それでも席は少し空いていました。

オペラ歌手は、何枚チケットを引き受けるかでキャスティングが決まります。チケットを売る能力がない人は、どんなに上手でも舞台には立てません。

年末になると、ヴェートーベンの第九の演奏会が開かれます。
何故、年末に開かれるのか、日本だけの習慣です。その始まりは、資金稼ぎでした。
第九では合唱隊を使います。50人とか100人とか。学生を出演料ナシで使い、彼らが家族や友人にチケットを売ってくれました。これで楽団員はお正月が越せたのだそうです。モチ代を稼ぐために第九を年末に演奏したのが始まりだそうです。
この話は、黒柳徹子さんから聞きました。お父さんはN響のヴィオリニストでしたから、正確な話です。
興行の厳しさを垣間見た一日でした。

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