2015年5月27日 (水)
片務
安保法制の議論が始まりました。
政権は、この法律で、日本はより安全になると、国民を騙そうと必死になっているようにみえます。戦争をする国へ突き進んでいるのに。
どう考えても、他国へ出かけていって戦争をするのは憲法違反です。(集団自衛権の行使)
政権に動員されているのではないかと思われる評論家もいます。
その評論家の言い分は、安保条約は「片務」である、それでいいのか、と。つまり、日本を守るために戦争をしてくれるのはアメリカであり、日本は憲法の縛りがあるから、軍事行動は出来ません、それでいいのかと言います。
「片務」とは当事者の一方だけが債務を負担することを意味します。
「片務」という言葉に依拠して日米安保を考えれば、日本の方が何倍も負担が多いのに、それを抜かしての議論です。
例えば「地位協定」。
日本に駐留する米兵に対して、日本の法律は適用されません。犯罪を犯しても日本の法律では処罰できないのです。
日本の米軍基地は無償で使用させています。一体、この広大な基地の地代はいくらになるのでしょうか?誰か計算して下さい。膨大な金額です。
これが「片務」でなく、なんでしょうか?
日本は戦争をしないという「片務」に誇りを持ちたいと思います。
「人を殺さない」という崇高な片務を守って欲しいと思います。
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