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2021年8月30日 (月)
適正価格

田布施農工高等学校から、人を介して、ジャムにするブルーベリーが15キロ欲しいと問い合わせがありました。生憎、自分の保有分を残して、昨日ジャムズガーデン(周防大島のジャム屋)へ売ったので、「残念ですが、ありません。」と断りました。
因みに、買い取り価格はいくらか、と聞いてみました。
1キロ500円」という答えに腰を抜かしました。
ボクの価格設定の半分以下です。これでは、摘み採る人への時給を半分にしないと赤字です。半分にしたら、国が定める最低賃金にも到達しないし、働いてもらえません。

価格を値切ると、どこかにしわ寄せが行き、誰かが泣きます。
搾取の構造は、国を豊かにしません。
農業高校が、農産物の適正値段を知らない筈はなく、その非常識さに呆れました。
生徒には「適正値段」について、正しく教えて欲しいと願います。

アフリカのカカオ農場では、児童労働が横行しています。
世界のチョコレートメーカーが価格を叩くからです。子どもたちは、一日一杯のご飯のために働き、学校に行けません。
価格を値切ると、搾取の構造が生まれるのです。

 ジーパンが1980円で売り出され、数時間で完売します。
カンボジアの首都プノンペンに田舎から出てきた少女たちは、6畳間に5人押し込まれ、縫製工場で、一日12時間も働かされ、月給は35,000円程度です。
「それでも、あなたは、喜んでジーパンを買いますか?」

 モノには適正値段があります。
値切る行為は、働いた人の誠意を踏みにじる行為です。
田布施農工の先生に言います。
先生の行為(安く買う)は、生徒が学びます。
生徒たちに「農産物を安く買って喜ぶのは止めろ」と厳しく教えて欲しいと思います。
適正な対価を払うことは、みんなが仲良く暮らせる基本です。




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