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2022年2月11日 (金)
テレビのこと

テレビ朝日の社長辞任のニュースが、朝日新聞(西部本社版)に、少し詳しく出ています。
名前は亀山慶二くん(63歳)、営業出身なので、付き合いはありませんでした。
問題はスポーツ局で起こりました。昨年、五輪担当の社員たちが、コロナ対策のルールに反して宴会を開いて問題になりました。
これを契機に、社内に検証委員会をつくり、その調査から社長の不祥事が発覚しました。
スポーツ局長を参加させないで会議を開いていたこと、仲が悪かったのでしょう、その結果、指揮命令系統が破綻していたそうです。
社長の悪事は、業務外の会食、ゴルフなど60万円の出費が指摘されました。
ボクの推測ですが、局長が、社長の業務外の出費を問題視していて、それを嫌って、局長を疎外していたのではないでしょうか?
唯一の救いは、社内調査が、うやむやにならないで有効に働いたことです。

同じ紙面(社会面)にNHKの不祥事もあります。
BS1で放送された「河瀬直美が見つめた東京五輪}という番組で、ホームレスのおじさんを写し(顔はぼかし)虚偽の字幕を流しました。
「五輪反対デモに参加している」
「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」
このおじさんは、過去に、ご飯代ほしさに、他のデモに参加したことはある、と言っていたらしい。
それをディレクターが勝手にねつ造しました。
NHKは誤りを認め、関係者6名を懲戒処分にしたという記事です。

最近のディレクターは、いとも簡単に、顔は写さない、顔なしインタビューを使います。
写しても、モザイクやぼかしを入れ、誰だか分からないように処理します。
これが、ヤラセやねつ造の温床です。
音声だけ差し替えも出来ますし、自分の家族に、番組の主張にあったコメントをさせることだって出来ます。
この手法をテレビ局が禁止にする事がヤラセを防ぐ唯一の方法です。
顔を写されるのがイヤという人は、無理をして取材をしない。
証言をしたら誰からか命を狙われる、「顔を写さなければ証言する」
そんな場面に出くわすかも知れません。
しかし、それは使わない。虚偽かも知れないからです。

 

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