2022年4月24日 (日)
メディアの役割
ロシア軍に撃ち殺されたウクライナ人の死体が道端に転がっている。
テレビはその死体にぼかしを入れる。
戦争におけるメディアの役割はなんだろうか。
それは抑止だ。こんな恐ろしいことはやってはならないと、人々に誓わせる。
ならば、悲惨さをぼかさないで伝えたほうが効果的だ。
「悲惨さをぼかす行為」は不正解だとボクは思う。
破壊された建造物も悲惨だが、何よりも、人が殺される悲惨さを伝えなければならない。
ロバートキャパ(戦場カメラマン)が撮った「崩れ落ちる兵士」は有名だ。
撃たれて倒れる瞬間を撮影した写真で、殺し合う戦争の悲惨さを写し、衝撃を与えた。
日常の交通事事故も悲惨だ。
なぜ、悲惨な映像を茶の間に届けるのか、それは「抑止」だ。
「気をつけよう」と思わせる、これがメディアの役割だ。
ならば、ウクライナの道端の死体もぼかさず、視聴者に恐怖と嫌悪感を届けるべきだとボクは思う。
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