2024年2月26日 (月)
テレビ番組雑感
「徹子の部屋」が49年目に突入したということで、先週2時間の特番が放送されました。
面白かった。スタッフが頑張っていました。
テレビ朝日の番組が全体的に視聴率が良いのは、制作スタッフの頑張りが大きく寄与していると思います。
「徹子の部屋」なぜ長寿番組になったのか分析をしてみます。
1)スタッフの努力
打ち合わせは金曜日の午後から始まります。次週に収録する出演者3名から4名の打ち合わせです。
一人のスタッフが1人の出演者を担当します。一人の出演者に2時間かかります。スタッフが調べ上げた情報を黒柳さんへ伝えます。
黒柳さんは、必死にそれをメモにします。本番の黒柳さんのテーブルにそのメモが見えます。
黒柳さんは、出演者が喋るであろう事柄のほとんどを事前に知っています。なので、本番で聞きたい話が出てこない時「あなたは◯◯◯なんですって?」と水を向けます。事前の打ち合わせの効果です。黒柳さんもスタッフも必死です。
2) 出演料
出演者のギャラは、4月に改訂され、毎年上がっていきます。ついには制作費を圧迫するようになります。そうなった時、長年貢献してもらった出演者にギャラが高すぎるので自局のアナウンサーに交代させます、とは言えません。番組自体を終了させるという手段になります。その時になって「ギャラは半分でいいから番組を続けて欲しい」と言った人がいましたが、それは不可能です。
「私は、もうこれくらいでいいです」と言わない限り49年は続きません。それを聞いたのは、ボクが在職している時代でした。
懸命です。
「羽鳥慎一モーニングショー」も「ワイドスクランブル」も「報道ステーション」も、みんな他局より、スタッフが頑張っているので面白いです。
司会者が、どんなに有名人でも、番組内容が面白くなければ、見ません。
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