昨日今日の新聞に書かれている「AK47」という文字はアイドルグループの名前ではありません。パリのゲリラ(IS)が使った自動小銃です。
正式名称は「カラシニコフ自動小銃」といいますが、改良された型式が通称になっています。
ロシアの「ミハイル・カラシニコフ」という人が設計したもので、単純化された設計で安価に製造でき、しかも正確性、耐久性に優れているのだそうです。扱いも簡単らしく、多くの戦場で使われています。カラシニコフの存在がなかったら、地球上に、これだけの殺し合いはなかっただろうというジャーナリストもいます。
パリのテロで使われた自動小銃が「AK47」だと新聞が、わざわざ特定して書くのは、深読みをする材料として提供しているのではないかと思います。
この銃が中古か新品かなどを分析すれば、入手経路が解明でき、いろいろなことが分かってくるだろうと思います。
日本でも、「武器輸出三原則」が「防衛装備移動三原則」となったのを機会に、 早く武器を作って金儲けをしようという空気が政権にも経済界にあるようです。
日本人は、カラシニコフよりもっと優秀な自動小銃を開発するかも知れません。その銃が、カラシニコフと同じように世界の戦場で使われ人を殺しては、ボクらは、自分の国へ誇りを持つことは出来ません。
「余談」
昨日、 NHKのパリの現場からの中継で、特派員が、銃弾の痕(ガラスに空いた穴)に差し込まれたカーネーションを「バラが差してあります」と言いました。
カーネーションとバラの区別が付かない若者がいるのか、とガッカリしました。
勉強ばっかりして育つと、こんな青年になるのかもしれない、と思いました。